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2017年9月20日水曜日

エンディング産業展 企業紹介 ハウスプラザ信越さん

棺と言うのは火葬してしまう。

しかし、最期は棺の中で人は寝る(昔は座棺ってのがあったが)。

そして、種類はピンキリだ。

キリの桐棺の下に更に圧縮段ボールで作られた木目調の「プリント棺」がある。

上には上があり、ピンの方は鎌倉彫まである。

はい、焼いてしまうのだが、棺を以って故人への尊厳を表したい思いもある。


「文の森プロジェクト」 by 株式会社 ハウスプラザ信越さん

ここは日本の木材を使った棺を長野で提供している。

すでに長野の葬儀社に納めているのだが、値段はかなりする。

別に値段はその人の価値観だから問題ない。

日本の農林産業をよくしたいと言うハウスメーカーさんの心遣いから生まれた棺。

今、問題になっているのは日本の植林状態だ。これは戦後、焼け野原になってから植えつけられた。そして、外国からの輸入木材はピンチヒッターとして導入されるはずが、メインになってしまった。何故なら、安いからだ。

戦後、日本の農林産業を復活させるために杉の木が多く植え付けられた。
今、誰も手入れをしないので、多くが花粉症で悩んでいる。
伐採されない、利用されない、放置されているので、太陽の明かりが入らず、森が死んでいく。
日本の住宅は日本の木で建てたられたほうが長持ちすると言われている。
それは、日本の環境で育ったからだ。

さて、使われないなら、燃やしてしまおう。ただ無駄に燃やすのではなく、きちんと意味をもって棺として生まれ変わってくれることによって植林された木が木材として利用され、森を復活させるのではと。

儚い希望かも知れないが、やはりどこからかスタートしないとならない。


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